
日本ベッド製造(東京都港区、宇佐見壽治社長)が、ホテル・旅館業界が直面する深刻な人手不足問題の解決に向け、電動昇降ベッド「メイキングアシスト」を開発した。
「メイキングアシスト」は、ベッドメイクしやすい位置に自動でベッドが動くことにより、従来の重労働を大幅に軽減。腰などへの負担を減らすことで、客室スタッフの健康を守る設計となっている。
本製品は2025年2月4日(火)から7日(金)に東京ビッグサイトで開催される「国際ホテル・レストラン・ショー2025」で展示する(ブース番号:4-K15)。
同社が行った調査によると、ホテル・旅館業の客室スタッフが離職する最も大きな理由は「重いベッドによる身体的負担」であるとし、この問題を解決すべく2年間の研究開発を経て、日本初となる電動昇降ユニット「メイキングアシスト」を開発した。

「メイキングアシスト」は、リモコン操作ひとつで、マットレスを最大65cmまで自動的に上昇させることができ、腰を曲げる負担を軽減する。マットレス自体がフット側に32cmスライドし、ベッドと壁の間に十分な作業スペースを確保することが可能。この機能により、客室スタッフはマットレスの周りを360度自由に移動しながら、スムーズにシーツを交換できるようになっている。
従来のベッドメイクでは、重いマットレスを押したり引いたりする作業が大きな負担となり、特に体力に自信がないスタッフにとっては大変な重労働となるが、「メイキングアシスト」はそのような作業の物理的負荷を大幅に削減し、スタッフ全員が効率的かつ安全に作業を行うことを可能とした。

「メイキングアシスト」は、2台のベッドを横に並べてベッド間の隙間を無くす「ハリウッドツイン」仕様にも対応。

商品名: メイキングアシスト
サイズ(S): ボトム:980mm×1950mm×290mm 、装置:740mm×1345mm×134mm
重量: 総重量51㎏(装置:25kg ボトム:26㎏)