ベトナムテキスタイル展VIATT 開催迫る 2/26~2/28 次週3/5からVIFA EXPO、HAWA EXPOも開催

ベトナム国際アパレルファブリックス&繊維関連技術見本市、略称VIATTが2025年2月26日から28日にかけての3日間、ベトナムのサイゴン見本市会場(SECC)にて開催を予定している。主催はメッセフランクフルト香港、ベトナム産業貿易省、ベトナム貿易推進機関(VIETRADE)。

同展は昨年2024年が初開催。アパレルファブリックス、ホームテキスタイル、産業用繊維及び繊維製造加工技術の幅広い分野を網羅する、繊維業界向けの国際的な展示会だ。昨年も今年と同じSECCで開催され、広さ1万5000平米の会場に409社が出展、期間中、55の国と地域から合計1万7262人が来場した。今年も同規模の開催出展を見込み、来場者目標数は2万名以上を見込んでいる。

出展製品は、インテリア関係ではホーム&コントラクトテキスタイルゾーンなどが設けられる。同ゾーンでは、家庭用と契約ビジネス用の製品展示として、ベッド、ラウンジウェア、バス、カーテン生地、室内装飾品からキッチンやテーブル、日焼け止め、壁紙、床材などが出品される予定となっている。
今年は新たに、第三者機関の実施する審査に合格した出展社だけが出展できる、サステナブルに特化したエリア「Econogy Hub」、ならびにAIによるデザイン支援、デジタルマニュファクチャリング、ビッグデータ分析の活用など、繊維業界へInnovation & Digital Solution Zone & Digital Solution Zone」の2つを開設。環境配慮トレンドと新技術対応のニーズをとらえた運営構成とした。

また、ホームテキスタイル分野でも出展強化が図られ、ベトナム、中国、ドイツ、韓国等から家具用張地やカーテン、ベッドまわりのファブリクス企業の出展が予定されている。会期2日目には、ベトナムの一流デザイナーを招聘して、同国のインテリアデザインをテーマとしたパネルディスカッションも予定している。

ベトナムは2023年、世界第3位の繊維輸出国家となり、昨年はインドに次ぐ2位に浮上する見込み。ホームテキスタイル分野での調達先として注目が集まる国だ。また、同展開催の次週には、同国の国際的な家具展であるVIFA EXPO(3月5日~8日)ならびにHAWA EXPO(3月5日~7日)の開催も予定されており、本展を皮切りにインテリア関連の国際展が目白押しとなりそうだ。