
カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、同社が運営するKarimoku Commons Tokyoにおいて、企画展「PROJECT HINOKI II」を開催している。

カリモク家具で製造時に扱う国産材の「ヒノキ」が、どのような場所で伐採され、どのような人々を通して製造現場までたどり着くか、そのルーツをたどる。

MASブランドのデザイナーの一人であるヴィッレ・コッコネン氏の研究から得られた知見が紹介されており、昨年実施した研究ツアーの様子や、ヒノキ材の伝統的な用途も紹介。

ギャラリー内のスペースBは、ヒノキの流通現場の写真や動画を交えながら、木材の流通経路を可視化した展示となっている。

スペースAでは、MASブランドののディレクターを務める熊野亘氏のキュレーションにより、著名な建築家やアーティストなどによる、ヒノキを活用した作品を展示している。













同施設3階では、MASの新作製品の展示も行っている。
チェアシリーズでは、既存のチェアに張座仕様を新たにラインナップし「WK Chair 01 Pad」「WK Armchair 01 Pad」「DR Chair 01 Pad」を発表した。





ヴィッレ・コッコネン氏がデザインしたサイドテーブル「VK Side table 01」もヒノキキナリ、ソイルブラウン、フォレストグリーンの3色展開で登場した。


企画展にあわせ、同施設2階の空間提案も装いを一新。カーテンを効果的に用いた明るい間仕切りのある構成となっている。昨年オープンした「Karimoku Resarch Center」とあわせ、同社のものづくりの発信に注目だ。