カリモク家具 Karimoku Commons Tokyoで企画展「PROJECT HINOKI II」を開催 1/18~3/22 MASブランドの新製品も発表

カリモク家具(愛知県東浦町、加藤正俊社長)は、同社が運営するKarimoku Commons Tokyoにおいて、企画展「PROJECT HINOKI II」を開催している。

カリモク家具で製造時に扱う国産材の「ヒノキ」が、どのような場所で伐採され、どのような人々を通して製造現場までたどり着くか、そのルーツをたどる。

MASブランドのデザイナーの一人であるヴィッレ・コッコネン氏の研究から得られた知見が紹介されており、昨年実施した研究ツアーの様子や、ヒノキ材の伝統的な用途も紹介。

ギャラリー内のスペースBは、ヒノキの流通現場の写真や動画を交えながら、木材の流通経路を可視化した展示となっている。

スペースAでは、MASブランドののディレクターを務める熊野亘氏のキュレーションにより、著名な建築家やアーティストなどによる、ヒノキを活用した作品を展示している。

高橋雄二「kamidana」
倉本仁「枝家具」
ヴィッレ・コッコネン「VK Shoehorn」
盛永省治「穴のあいたスツール」
ダニエル・リーバッケン「DR Light Series」
熊野亘「バススツール」
長坂常「OK」
鈴野浩一「MAKISU」
本多沙映+武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科木工研究室
小山剛「扉シリーズ 2025Hinoki」(小)と(大)
佐野文彦「素肌」

同施設3階では、MASの新作製品の展示も行っている。

チェアシリーズでは、既存のチェアに張座仕様を新たにラインナップし「WK Chair 01 Pad」「WK Armchair 01 Pad」「DR Chair 01 Pad」を発表した。

WK Armchair 01 Pad
DR Chair 01 Pad
VK Side table 01

ヴィッレ・コッコネン氏がデザインしたサイドテーブル「VK Side table 01」もヒノキキナリ、ソイルブラウン、フォレストグリーンの3色展開で登場した。

フォレストグリーンの風合いがマッチした新アイテム2種の組み合わせ

企画展にあわせ、同施設2階の空間提案も装いを一新。カーテンを効果的に用いた明るい間仕切りのある構成となっている。昨年オープンした「Karimoku Resarch Center」とあわせ、同社のものづくりの発信に注目だ。

https://commons.karimoku.com