
ドリームベッド(広島市西区)は、サータブランドおよびリーンロゼの商品を出品。外資系のホテルなどで、サータブランドが建築設計事務所から指定されるケースもある。リーンロゼも好調で、ホームユースで人気であることから、ホテルのロビーや客室にも提案を強化している。

サータマットレスは、一枚のマットレスに異なる硬さのコイルを用いるゾーニングが特徴の一つだ。人間は寝姿勢をとった際に、腰やお尻の部分に約44%の体重がかかるといい、これまでのコントラクト向け製品ではエッジ補強が主な内容だったが、今回の出展製品のうちの一つである「LS-7500BZ」は、腰部の線径も2・0㎜(エッジ部分と腰部以外は1・9㎜)とし、落ち込みやすい腰部も強化することで、より理想的な寝姿勢を保つことができる製品となった。コントラクト向けではない一般ユーザー用仕様ではこれまでも腰部サポートの機能を設けていたといい、ホテル用でも今回から標準装備することとなった。なお、「LS-7500BZ」は表5層仕様だが、より耐圧分散性に優れた表13層の「LS-7500PBZ」も用意するほか、それぞれ難燃生地を用いた製品もラインナップしている。

このほかの注目製品としては”動くボトム”でベッドメイキングの負荷を軽減するアイテムも参考出品として発表。脚の位置はそのままに、マットレスを載せる台座のみがスライドする機構とし、電動の製品よりも単価をおさえながら、部屋の隅などの掃除やベッドメイキングの効率化に貢献する。

前回の関西におけるホテル&レストランショーで初公開して以降、よりブラッシュアップした内容とし、今後も今回の来場者の意見を反映した開発が進められるようだ。実際に使用している際に台座が動かないよう、固定方法などにも工夫があるようだ。





同社が取り扱うリーンロゼブランドの製品も出品。客室のみならずロビーなどにもモダンなインテリア提案を行うべく、「ロゼムルトリ」や「ロゼカシマ」などを展示した。

クリスチャン・ウェルネール氏デザインの「ロゼムルトリ」は、「ロゼプラド」の姉妹モデルとして、背もたれのクッションを自在な位置に動かすことができるソファ。

3人掛けは240×120㎝のサイズで、デザイン性と機能性を併せ持った製品だ。クッションはソファと接する部分を本国の監修のもと滑り止め仕様とし、使用開始後のアフターフォローも行う。今回のホテル&レストランショーを機に、リーンロゼ製品の導入拡大につなげていく。