
カッシーナ・イクスシー(東京都港区、アレッシオ、ジャコメル社長)は、同社が展開するオリジナルブランドの「IXC(イクスシー)」について、同社の創業50周年を機にリブランディングを実施した。新たにデンマークのデザインデュオ「ガムフラテージ」をアートディレクターに迎え、現代の自由なライフスタイルのニーズに合うインテリア提案を強化していく。

「イクスシー」ブランドはこれまで、独自セレクトの海外ブランドのアイテムである「ixc. SELECTION(イクスシー・セレクション)」および、国内外のデザイナーやインハウスデザイン(R&D)によるオリジナルブランド「ixc. EDITION(イクスシー・エディション)」の総称となっていた。

今回、このオリジナルブランドである「ixc. EDITION(イクスシー・エディション)」を「IXC(イクスシー)」に改め、アートディレクターのGamFratesi(ガムフラテージ)のディレクションによる製品開発によって、ブランディングの強化を図っていく。この「IXC(イクスシー)」のアートディレクターを外部デザイナーに依頼することは、ブランド創設以来初の試みとなる。

GamFratesi(ガムフラテージ)のデザインによるアイテムの第一弾は、リビング、ダイニング、スリーピングのコレクションとなる。なお、昨年7月にカッシーナ・イクスシー青山本店の3階フロアをリニューアルしたが、このフロアのデザインもガムフラテージが監修している。
リブランディングにあたり、ブランドロゴも一新。字体の高さや横幅などのプロポーションも均等にバランスを取ったうえで、これまで存在した“.(ドット)”を廃した。これは、“ドット”無しの均一のプロポーションの割合での“IXC”の3文字が、ミニマリズムを考えた際に大切だとの考えに至ったからだという。約1年半前からリブランディングのプロジェクトに取り組み始め、日本国内の向上なども見学しながら、ブランドの在り方についてのアイデンティティを煮詰めてきたようだ。

今後は、この秋に新作の発表を予定する。かつて販売したモデルについて、現代のエッセンスを採り入れて改良したものなどを発表予定。東京デザインウィークでも、新作などを披露する予定だ。