【大川1月個展ピックアップ】関家具 数多くのブランドから新製品発表 川上産業と協業のゲーム用防音スペースも

関家具(福岡県大川市、春田秀樹代表取締役社長)は、人気アイテム各種をブラッシュアップした展示を行った。

ソファシリーズの「novaflex」は、無垢をあしらったフレームでカジュアルに仕上げた。店舗でも卸でも人気で売れ行きが好調だ。

「リラックスフォーム」は、サイズを大きめにとったハイグレード商品。カラーも20種類から選択できる。ソファに合う大理石テーブルなどもラインナップしながら、1ルームよりも広い住空間や、ホテルなどコントラクト案件を想定し、フレキシブルかつ高級感あるデザインをより打ち出していきたいとしている。ソファは定番色にライトグレーを配し、別注で異なるカラーを用意するラインナップが多いという。

別館の「CRASH STUDIO 183」では、「CRUSH CRASH PROJECT」の製品を展示。ペット用の家具などの試作品が展示された。ペット用ブランドは他にもあるが、クラッシュブランドでも製品開発して市場に訴求を図っていきたいようだ。

このほか、ホテル・オフィスなどコントラクト市場にも対応できる製品ラインナップが数多く展示されている。

特徴的なアイテムとしては、輸送・配送用梱包材・包装資材の製造・販売を行う川上産業(東京都千代田区)と協業してプロジェクトを進めているゲーミング用の防音スペース「ONE-Z」だ。

様々な製品開発を手掛けている川上産業だが、個室ニーズが高まったコロナ禍でゲーミングスペース開発にも取り組んでおり、2022年の東京ゲームショウにもゲーミングギアブランド「Contieaks(コンティークス)」を出品。「ONE-Z」個室スペース内の空気を循環させるファンも設けている。

工具を使わずに組み立て可能で、組み立ては1人であれば約1時間、2人では40分ほどで行えるという。

なお、コンティークスブランドの「フランカーチェア」も人気商品の一つ。オフィスとゲーミングの要素を合わせ、4Dヘッドレストを搭載している。

多種多様なブランド展開を行っている同社だが、ペットと共に過ごす製品開発にも注力している。写真のマットは、洗濯のしやすさなどを考慮して分割できる仕様となっている。